読書の秋…

こんな絵本はいかがですか?

         

静かな夜の空。ネコが寝そべる屋根の上が明るくなって、しだいに金色に輝くまん丸いお月さまがでてきました。ところが、そこに黒い雲がやってきてお月さまを隠してしまいます。でもだいじょうぶ。黒いくもは少しお月さまと話をして、また去っていきました。ふたたびあらわれたお月さまは、にっこり笑顔で「こんばんは」まるで話かけてくるようなお月さまのやさしい表情に子どもたちもにっこりの絵本です。

 

 

 

 

 

           

今夜はお月さまがとても近くに見えます。お月さまと遊びたくなったモニカは、手をのばすけれどとてもとどきません。そこでいうのです。「パパ、お月さまとって!」愛する娘からこんなお願いをされたパパ。一体どうするのでしょうか?子どもはワクワク、大人はちょっぴりドキドキする絵本です。

 

 

           

森の中にいる小さなおばけちゃん。「あーんあーん、ママがいないよー」「あーんあーん・・・」あれあれ、だれかの泣き声が聞こえてきましたよ。うさぎちゃんが、ママとはぐれてしまったようです。おばけちゃんは、なぐさめてあげようときれいなおつきさまを見せてあげながら、お月見のしたくをします。小さなうさぎちゃんの面倒を見てあげようと奮闘しているおばけちゃんの姿は本当に可愛らしいです。夜空に浮かんだお月さまみたいに、まあるくて優しい絵本です。

 

           

子リスのぐるぐるちゃんは、森でお母さんと一緒にどんぐりを拾います。ぐるぐるちゃん、お口にどんぐりを「あーん」お母さんにも「はいあーん」おやおや、ふたりのほっぺはどんぐりでいっぱい!ほっぺぽっこり、ぷくん、ぷくん。でも、森にはまだまだどんぐりがたくさん。そこでふたりはどんぐりをしっぽに詰めて運ぶことに。どんぐりをいっぱい拾って、大満足でおうちにかえりましたよ。秋らしい楽しい絵本です。

           

森のおふろにライオンがやってきて、体を洗い始めます。そこへぞうがやってきたので、ライオンはぞうに背中を洗ってもらいます。ワニ、ブタと次々動物がやってきて、最後にやってきたのはウサギ。みんなで輪になり、前の動物の背中を流します。「ごしごししゅっしゅごしごししゅっしゅあぶくぶくぶくごしごししゅっしゅ」お湯をざぶーんとかけ合いお風呂へどぼーんと入り極楽極楽!いい気持ち。言葉の繰り返しが楽しい絵本です。

 

           

うさぎさんが作っているのは、小さないす。しっぽもつけて完成です。「さて、どこにおこうかな」うさぎさんは、野原の木の下に「どうぞのいす」と書いた立て札と一緒においていきます。うさぎさんのひらめいた「いいかんがえとは・・・」どんなことだと思いますか?動物たちが通り過ぎるたびに色々な出来事がおこります。温かく優しい絵と共に長く心に残る絵本です。

           

「お月さまってどんなあじなんだろう?」動物たちはお月さまを見るたびに、そんな素朴な疑問を抱いていました。ある日、小さなカメが高い山の上に登ってお月さまをかじってみようと決心します。山のてっぺんに着いたカメは、ここではまだお月さまにとどかないことに気づきゾウを呼びました。ゾウはカメの背中に乗り長い鼻を伸ばすと、お月さまは新しいゲームだと思い逃げてしまいます。お月さまを一口かじってみたいという動物たちが次々と背中に乗せていきます。そしてとうとう・・・。質感のある絵と繰り返しが楽しい絵本です。

 

           

「いいから いいから」なんて気持ちの良い言葉なんでしょう。心がほぐれてきます。「いいから いいから」このおじいちゃんのおおらかさ。肩の力が抜けてきます。豊かな笑顔が生まれる絵本です。

 

           

           

「これ なあに?」野菜を真ん中ですっぱり切った断面が、影絵のように白黒ででてきます。ページを開くと、色のついた絵があらわれ、最後に正解の野菜の絵があらわれます。ネギ・レンコン・ピーマン・・・。みたことのないような、不思議な形。いくつわかるかな?身のまわりにある野菜のおなかが美しい絵で次々と登場する楽しい絵本です。

           

のんきーが作ったおちばのプールにみんなも一緒に泳ぎにおいで!くまののんきーは冬ごもりのために腹ごしらえをします。お腹いっぱいになって大満足!と思ったのですが・・・。なにやら胸のあたりがすうすうして満たされない様子です。どうやら、お友だちと遊びたい気持ちが溢れ出てきたようです。お友だちのために贈り物をしようと考えたのんきーはどんな贈り物をするのでしょうか?リズム感いっぱいの文章が読み聞かせにぴったりの絵本です。

           

星がきれいな夜。ばばばあちゃんは家の中にいるのがもったいなくて、ゆりいすを外に持ち出してお星さまを見ていました。やがて遠くの森からお月さまも出てくるのを見ると、いっそのこと外で寝てしまおうかと考えました。そこでベットと毛布と枕を、それからお茶の道具もそしてテーブルやレンジ、しまいには家のものを全部持ち出してしまいます。とにかく笑える絵本です。

           

冬じたくのために動物たちは、森でせっせと木の実を拾い始めました。でも、気のいいたぬきさんは仲間の手伝いばかり。何も拾えずに疲れ果てて家へ帰ってみると・・・。みんなのために一生懸命のたぬきさん。そしてそんなたぬきさんのことを、ちゃんとわかっている森の仲間たち。思いやりの優しい気持ちが心に残る絵本です。